木防已湯(モクボウイトウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

木防已湯の効果として、防已は利尿作用により、体の余分な水分を排出させ体液の循環を整える働きがあります。また、桂皮 は熱をとり炎症を抑える効果が認められています。人参は体力の増加と胃腸の働きを促進させます。
体質としては普通からやや虚弱体質で、体に水分が溜まっている場合が適応となります。
特に下半身に浮腫みを認めたり、排尿の量が減少してのどが渇く症状に使用されます。また、排尿量が減少していなくても、夜間の睡眠時に呼吸が苦しくなったり、咳がひどくなる場合にも用いられます。そして、みぞおちがつかえたり動悸がするなどの症状がある場合にも使用されます。みぞおちの症状の目安は、みぞおちが硬くなって張っている状態です。顔色が青黒いという人にも使用されています。木防已湯はこのような腎臓や心臓に関する症状が出ている人におすすめです。高齢の方で、利尿剤を使用すると脱水の恐れがある場合には、利尿の補助的な役割として木防已湯を使用します。
病名としては慢性腎炎・ネフローゼなどの腎臓病や心臓弁膜症・心臓性喘息などの心臓病などが対象です。また、慢性の気管支喘息にも適応されます。
服用方法は木防已湯をお湯に溶かし、少し冷ましてから飲むと効果が上がります。

半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

頭痛やめまいは日常生活に大きな支障をきたすことで知られています。このような症状が命にかかわることはほとんどないのですが、気になる症状を改善したい場合は半夏白朮天麻湯という漢方薬を使ってみると良いでしょう。半夏白朮天麻湯には水分代謝を改善するという効果があり、それによって消化器機能を向上させることができます。このような効果によって頭痛やめまいを改善することができるとされています。半夏白朮天麻湯は体力が中等度以下の人や胃腸が虚弱な人、下半身が冷える人などに使われるということです。体力や胃腸の機能が低下している人の頭痛やめまい対して効果的であり、日ごろから疲れやすい人や食欲がない人などにおすすめです。めまいが起きた時は体内で水分が停滞していることが考えられるため、半夏白朮天麻湯によって水分の排出をサポートすることにより、めまいの症状を改善できるとされています。西洋薬にも利尿作用によって水分を排泄させ、めまいを改善するという効果のあるものがあります。頭痛やめまいを改善させる半夏白朮天麻湯には、12種類の生薬が配合されています。嘔吐を抑える働きがある成分や利尿作用のある成分、めまいを抑える成分などが含まれており、さまざまな生薬を組み合わせることで効果を発揮するということです。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

体の冷えによって頭痛や腰痛などの痛みが出てしまうことがあります。このような症状を緩和したいという場合、当帰四逆加呉茱萸生姜湯という漢方薬を使ってみると良いでしょう。当帰四逆加呉茱萸生姜湯には血液の流れを改善するという効果があり、体を内側から温めることができますし、冷えが原因で起こるさまざまな症状を改善させることができるのです。当帰四逆加呉茱萸生姜湯は手足の冷えを感じる人や冷えが原因で下腹部に痛みを感じやすい人、体力が中等度以下の人に使われるということです。手足に強い冷えがあり、体力があまりない人に対して使われる漢方薬であり、しもやけなど寒冷が刺激となって症状が現れる疾患に効果的です。血流改善によって体を温めるという効果があるため、体内に熱を溜めやすい人には向いていません。冷えによって生じる症状を緩和する当帰四逆加呉茱萸生姜湯には、9種類の生薬が配合されています。血液を補う作用がある成分や血管を温める成分、体を温める成分などが含まれており、このような成分を組み合わせることで冷えによって起こるさまざまな症状を改善することができるのです。ちなみに、著しく胃腸の虚弱な人や食欲不振の人、嘔吐のある人などがこの漢方薬を使った場合、症状が悪化してしまうこともあるので注意しましょう。

大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

漢方では血行障害や鬱血の事を「お血」と言う概念でとらえて重視しているのですが、実際には女性特有の生理不順や生理痛に静脈瘤、しみやあざに皮下出血しやすい方、くまや肩こりなどといった症状のある「お血」で便秘の症状がある方には大黄牡丹皮湯と言う漢方が効果的です。
病名で紹介しますと急性虫垂炎の初期症状や痔疾、肛門周囲炎の方に用いられますし、子宮および付属器の炎症の方にも用いられて、尿路結石で炎症を伴う方にも効果があります。
他にもじんましんやニキビなどの肌トラブルや動脈硬化にも適応していて、5つの生薬が配合されているのです。
その5つは冬瓜子、桃仁、牡丹皮、芒硝、大黄で、服用に適している方は比較的体力があり下腹部に痛みを伴い便秘しがちな方です。
体力の無い虚弱体質の方には向いていないので注意が必要ですし、副作用も少しあり腹痛や胃の不快感に下痢などの症状が酷い場合は早めに受診しましょう。
漢方は長い歴史を持っていて、その起源は2000年以上もさかのぼる事から、西洋医学とは違い体全体の調子を整える働きがあり、即効性は西洋医学よりも若干遅いのですが、体の内側から健康にしてくれるので直ぐに効果が無いと諦めずに継続的な服用が効果的です。

ナイシトールZ

白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

白虎加人参湯は、石膏(セッコウ)、知母(チモ)、粳米(コウベイ)、人参(ニンジン)、甘草(カンゾウ)という生薬の組み合わせで作られた漢方薬です。
以前は、生薬を煮詰めたものをこして、煎じ薬として飲むことが多かった漢方薬ですが、現在はエキス剤として顆粒や錠剤での飲むことが一般的です。
主薬は石膏という天然の石で主成分は硫酸カルシウムです。
これには、熱や炎症をおさえる強い作用があります。
知母や粳米にも同様に、熱をおさえる作用があり、滋養強壮効果のある人参、緩和作用がある甘草と、バランスよく配合されています。
白虎加人参湯は、アトピー性皮膚炎の人によく使われます。
アトピー性皮膚炎の人は、体内に熱がこもりやすく、しばしば患部にはかゆみだけでなく、ほてりも出てしまいます。
そのかゆみ、ほてりを鎮めてくれる効果が白虎加人参湯には備わっています。
比較的体力のある実~中間証、ほてりのある熱証、口渇のある燥証の人に対して適応です。
そのため、冷えの強い寒証、体力の少ない虚証の人には用いません。
白虎加人参湯は熱やほてりをおさえるという効果があるため、暑さに弱く熱中症にかかりやすい人が夏に入る前から熱中症対策として飲むこともあります。

四逆散(シギャクサン)の紹介(効果とおすすめできる人)

体の臓器に炎症が起こると痛みが出てしまうことがあります。四逆散という漢方薬には体の中で生じている炎症を鎮めるという効果があり、胆のう炎や胃炎、気管支炎などに対して使われます。また、自律神経失調症になると神経の働きが悪くなるため、胃炎や精神状態の悪化などが起きてしまうことがあります。そのため神経症や不眠症、ストレスに対してこの漢方薬を使うこともあるでしょう。四逆散は比較的体力がある人や脇腹が圧迫していて苦しい状態の人、体が冷えている人などに使われるということです。四逆散と同じように炎症を鎮める漢方薬はいくつかありますが、漢方薬は体力や様子を考慮しながら投与することになるため、人によって使い分けていく必要があります。炎症や痛みを鎮める四逆散には、4種類の生薬が配合されています。炎症を鎮める作用のある成分や精神状態を落ち着かせる成分、痛みを取り除く成分などが含まれており、これらの生薬を組み合わせることで効果を発揮するのです。四逆散は著しく体力の衰えている人に投与した場合、症状が悪化してしまうこともあるので注意しましょう。強いストレスを受けると胃炎や冷えなどが起こることもありますが、この漢方薬はストレスに対しても有効です。